なぜ分離のオペに踏み切ったのか?
胃ろうのオペを終えて日常に戻り、
在宅酸素も導入したので
夜間のSpO2低下を心配することもなく、
学校では、高等部の一日体験や文化祭も
校外学習にも参加できました😄✨
誕生日も家でお祝い♪🍰
私自身もイベントに出展したり、2年ぶりに美容院に行ったり
上の子と一緒に展示会へでかけたり、
楽しく過ごしていました😊
でもやはり誤嚥はしていたようで、
9月に少し体調を崩すことがありました😥
10月には台風被害で
信州は甚大な被害にあい
不安な日々が続きましたが、
我が家は幸いなことに被害がなく、
訪問看護師さんや酸素の業者さんからも
安否確認の連絡をいただいたので
安心して過ごすことができました。
しかしそれも束の間・・・
11月に1週間
12月に1ヶ月間
誤嚥性肺炎で入院してしまいました・・・😭
短いスパンで誤嚥したこと
注入のみにしても
唾液で誤嚥する様子があったこと
この2点から病棟の全小児科医から
分離のオペを強く勧められたわけです。
夏のオペの時に覚悟を決めていたので
ごねるつもりはありませんでしたけど😅
主治医から
こども病院でオペの予定を組むよう言われ、
2月にオペをすることに。
年末に退院してからは
経口摂取をやめていたのですが、
それでも診察の時には
左肺にある痰の存在を指摘され、
いつまた入院になるかわからない不安が
常につきまとっていました😥
それでもお正月は家で過ごすことができたし、
高等部の受験を受けることもでき、
合格発表も直接確認することができて
運の強さ?を感じちゃいました😆✨
オペの数日前から入院して
2/17いよいよ喉頭気管分離のオペ日
今回は4時間で終了。
2/20
PICUから病棟へ上がり、
前回のような泣きもなく、ご機嫌な様子をみて
本当にホッとしました☺️
呼吸状態も傷の治りも良く、
外科医や神経科医のみなさんからも
「こんなに順調な子も珍しい」
と言われるほどの回復ぶり✨✨✨
血ガスの検査結果も
許容範囲で呼吸器の必要もなく、
2/25から久しぶりの経口摂取で
ゼリーを食べることもでき、
美味しそうな笑顔に
もう誤嚥性肺炎にならないのだと
嬉しくなりました😄
あくびやくしゃみ、そして大笑い
そんな今までと変わらない様子の反面
気管支に入っているカニューレという
異物のせいで
常に出るようになった痰を
吸引しなければいけなくなったことや
気切部にあてているガーゼや
カニューレにつけている首紐を交換する際に
カニューレが気道を刺激して咳き込むことなど
オペをして良かったのかどうか
しばらくモヤモヤが続きましたが、
オペから2ヶ月経った頃には、
首紐交換をしてもほとんど咳き込まなくなり、
夜間のSpO2も90を切ることがなくなったので
夜間の酸素もほぼ必要がなくなり、
その点では、
うちの場合はオペをして良かったと言えそうです🤔
退院が近くなると
窒息を起こした時の対処法として
胸骨圧迫法を習ったり
アンビューバッグ(蘇生バッグ)の購入なども
指示されます。
カニューレの抜き差しもドクターが見守る中
実際に子どもで体験をするので
ドキドキしながら抜き差ししたけれど
分離だったおかげで思ったより楽にできました😅
これが単純気切だと
気切孔がキュッと締まってしまうらしいので
「苦しくなってフワッて開いた一瞬で
入れるのよ」と教えてもらって
分離で良かった💦と
不謹慎ながら思ってしまいました🙇♀️
ちなみに
単純気切とは・・・
首の前側から気管を切開し、
気管にカニューレを入れます。
口や鼻から肺へ行く空気があり、
声を出すことも可能ですが、
唾液などがカニューレを伝って
肺へ流れやすいので
誤嚥性肺炎の危険性が高まります。
喉頭気管分離とは・・・
首の前側を切開してカニューレを入れるところは
単純気切と変わりませんが、
大きな違いは気管を分離して
肺側の気管を首の皮膚と縫い合わせ
口側の気管は縫い留めてしまうので
空気が声帯を通らず、
声を出すことができなくなること。
その代わり誤嚥性肺炎の危険性が
全くなくなります。
話を戻します😅
オペをする前に心配だったのが
口や鼻から空気が入らないことで
匂いもわからなくなって
美味しく食事ができなくなるのではないか
と思っていたのですが、
好き嫌いが明確に出るほど
食事を楽しむことができて
良かったなぁと思っています😄✨
それとは逆に
分離をしてから胃にエアが多くなったことが
意外な点でした😳
今までも空気の呑気はあって
50ccのシリンジ1,2本くらいは
時々あったのですが、
今はほぼ毎回
シリンジを使えば5,6本くらい
エアが引けるので
初めにチューブの栓を開けたままにして
エアを出してから
シリンジで残りのエアを出すようにしています。
大変なのは、車での移動。
こども病院へ診察に行く時は
高速に乗る手前のスーパーで吸引して
姥捨SAか筑北PAで1回吸引して
病院のロビーで吸引する
という感じでノンストップでは
行けなくなりました💦💦💦
ちょっと可哀想なのが、
胃ろう部は特に皮膚トラブルもなく綺麗なのに
気切の方は肉芽という
おできのようなものができて
時々薄っすらと出血することです。
肉芽は焼いてもらっても
またすぐにできるので
毎日処方してもらった軟膏を塗っているのですが、
一向に治りません😢
カニューレの抑え部分が当たっている皮膚も
常に赤くなっていて痛々しいです😢
モヤモヤがなくなることはなさそうですが、
今のように
呼吸器に害を及ぼす疾患が蔓延した時には
すぐに呼吸器を付けることができるし、
吸引もしやすいので
もしかしたら早く治るのかな?とか思い、
体調の良い時にオペができて
タイミングが良かったなと感じました🤔
気切といった医ケアがあるから
感染症に気をつけなければいけないのではなく
医ケアになるような体の状態であれば
気をつけなければならないし
オペをしていない方が危険性は高いのかな?と
学校での付き添い中に
他のお子さんを見ながら思ったので
オペ適用と勧められたら
体調の良い時に受けることをオススメします。
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